行かねばならぬ行かねばならぬと思っていた歯医者にやっと行ってきた。
10ヶ月ぶり。定期的に見てもらっている。
何度行っても行きたくなさは変わらない。
でも行くのだ。口腔ケアは大事だと、お医者さんが言っていたから。
歯医者に行きたくなさすぎて、行き道に小沢健二の曲をかける。
たのしい。
うれしい。
ワクワクする。
人生っていいなっ、世界って素晴らしいなぁオイ!
そんな気持ちになれたよ。オザケンありがとう。
歯もぴかぴかになったし気分爽快。
You Tubeで全盛期のオザケンをみていると、ほんとにまぁつるつるのサラサラでかわいくて格好良くて、哲学的でなおかつラブリーでキャッチーで、たまらんこれは深く愛してしまうね。ピスタチオグリーンに黒のベストときたもんだ、すてき。(←ドアをノックするのは誰だ?のライブ映像)
オザケンの曲を聴いていると、人生のすてきなところ、甘く切ないところ、胸がキュンとするような、ポップでウキウキするような瞬間を思い出す。そうだそうだ、そんなんだった。だから人生って楽しいよね。最近忘れてたーーーそんな感覚。
ところで、一人称が『僕』の大人の男性は良いね。良いよね。
( ゚∀゚)o彡°( ゚∀゚)o彡°
最近、久しぶりにみた『東京タワー』(江國香織原作)。2004年の映画。16年前!
黒木瞳当時44歳と岡田准一当時24歳の絡みがすごい。松本潤当時21歳も無論かわいい。ノラ・ジョーンズの音楽と風景もすてき。
でもこの映画で一番好きなのは余貴美子が黒木瞳にシャンパンを浴びさせるシーン。怒りの演技にホレボレするわー。
江國香織さんの小説は、文章と登場人物が好きで昔よく読んでいたけど、結婚してからさっぱり読まなくなった。(感情移入が激しいので不倫とか見たくなくなった)
でも久しぶりにこの映画をみて、こういうのはエンターテイメントとして見て楽しむものなんだなーと思った。不倫を肯定するわけではなくて。物語として。あっ普通は皆そうなのか。いちいち感情移入して「なんだこの女は!」とか思うから疲れるのか。
いやいやでも黒木瞳は見事でしたよ。あそこまで魅力的なら男も狂うよね・・・。恋愛のうねりや本能を刺激する力とか、色んなことを感じさせられたよ。
原作の方も久しぶりに読んでみようかな。
↑江國香織さんの結婚生活を描いたエッセイ。江國さんの情熱と感受性がすごい。一読者として、面白いし、表現がきれいだな〜と思ってみている。
ちなみに、このエッセイが好きで読み込んだ私が思う江國香織さんという女性像をもって『東京タワー』をみていると、黒木瞳演じる詩史にも、寺島しのぶ演じる喜美子にも、「江國香織さんっぽさ」を感じる。これが「男女が惹かれ合う」時のいわゆる「空気」なのかな〜と思う。透明感というか浮世離れした感じ。