生理前のいわゆるPMSの症状として、頭の中で暴力的な言葉が浮かぶというのは前述した通りです。
その言葉は例えるならグレたスケバンのそれのようです。
何故スケバンが頭の中に?と考えた時、そういえば私はスケバン的な強気で尖った女性にある種の憧れを抱いていた過去があったのです。
尾崎豊の初期の隠れた名曲「ダンスホール」。ダンスホールで出会った、グレて高校を辞めダンサーをしている少女。「あたい」という一人称が最高です。
・憧れのスケバンその2・バービーボーイズ「女狐on the run」
スケバンといえるかは分かりませんが、この歌に出てくる女狐とやらは相当なワルですよ。気を持たせた男にコインをねだってみて、アドレス帳も見ずに(公衆)電話をかけ
て取り巻きボーイズを集める…!その後、なにが始まるのか、考えるだけでワクワクします。若かりし頃の杏子のワル可愛さ、尊し。
・憧れのスケバンその3・ドラマ「素顔のままで」ダンサー明菜
中森明菜演じる、ダンサーの月島カンナ。昔はワルだったらしい。安田成美演じる優美子もいいけど、私は断然カンナが好きだった。好きな男に「好きなんだよ!好きなんだよ!!」と叫ぶカンナ、最高にかわいい。
PMSは愉快なもんじゃないし、湧き出る暴力的な言葉にまず自分自身が当たり障りありそうなんだけれど、昔からの趣味嗜好によって育まれた私の中のスケバンがひょいと顔を出している…と思えば、なかなか悪くないかもしれない。